そのトレーニング、刺激を逃がしていませんか?

トレーニング 知識

筋力トレーニングの動作で、ラットプルダウンをするときに体を倒しながら引っ張ったり、アームカールをするときにまるでボクシングのアッパーのような大きなスイングでトレーニングをしている方をちらほら見かけます。 

基本的に筋トレの時にこういった「反動」をつける事はしない方がいいと言われています。 

なぜなら反動をつける事で4つのデメリットがあるからです。 

1⃣フォームが崩れて怪我の危険性が高まる 

勢いをつけると正確な動作が難しくなり、結果的に関節や靭帯、筋肉に大きな負担を与えてしまいケガに繋がります。 

焦らず丁寧に動作をする事がとても大切です。 

2⃣鍛えたい筋肉以外にも力が入り効果が出づらくなる 

例えばアームカールでダンベルを勢いよく振り上げると、メインである肘の曲げ伸ばしと別に、肩を上げる動きや腰をひねる動きが加わります。 

そうすると肩の三角筋や、体幹部分の腹筋、背筋などにも余分な力が入ってしまい、ターゲットの上腕二頭筋に上手く刺激が入りにくくなります。 

3⃣レップ数(動作回数)が多くなり自分の限界回数が確認できない 

2⃣が関係するのですが、サブである筋肉が余分な力を発揮すると主に鍛えたい筋肉の限界値が分からなくなってしまいます。 

筋トレにおいて各筋肉の限界値を知る事は、その情報を元に自分に合った種目や重量を設定する為、トレーニングメニューを決める上ではとても重要な事です。 

4⃣力が抜ける瞬間が出来てしまう 

筋力トレーニングは筋肉に上手く刺激を与える事で成長し、強くなります。 

反動をつけると、切り返す瞬間に「慣性の法則」で負荷が0の状態が生まれてしまいます。 

そうすると筋肉が休憩する時間を与えることになり、上手く追い込めなくなります。 

また3⃣のレップ数が伸びるという事にも繋がります。 

以上の通り反動をつけての筋トレは、効果を下げてしまう可能性があるので出来る限り抑えた方がいいでしょう。 

せっかく時間をかけて、苦しい思いをしたのに効果が出ないほど悲しいことはないですよね… 

長期間トレーニングをして体の変化が感じられにくいという方は、反動が原因の可能性も十分考えられます。 

ただし、 

  • 筋トレの最後の追い込みで最小限の反動をつける場合 
  • スポーツ動作のトレーニング 

この2点においてはあえて反動を使う必要もあります。 

ただあくまでも基本の筋力トレーニングは、丁寧に正確なフォームで行うことが大切です。 

筋トレで反動を使わないという事は、正しいフォームを覚える事にも繋がるので、しっかり意識すればそれだけで効果が上がるはずです。 

ケガのリスクも最小限に抑えることができます。 

初心者の方はまずフォームをしっかり学んで、効果的で効率的な筋トレができるよう頑張りましょう!