白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の違い

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私だけ食べたら太るのはなぜ? 

皆様の周りに、よく食べるのに体型がずっと変わらないという方はおられますか? 

「なんで同じだけ食べていても友達は太らないの?」

「なんで私だけ太っていくの?」 

体型を気にする女性ならほとんどの方がきっとそう感じられた瞬間があると思います。 

それには様々な理由があり、一概にこうとは言えないのですが、今日はそのヒントになるかもしれない脂肪細胞についてご紹介させて頂きます。 

 脂肪組織の種類

「褐色脂肪組織」、「白色脂肪組織」という言葉を聞いた事がありますか? 

これは脂肪組織を大きく分けた時の二つの種類です。 

まずは白色脂肪組織から見ていきましょう。 

白色脂肪組織とはその名の通り、白い色をした脂肪の組織です。トリグリセリドという中性脂肪が主な成分で、このトリグリセリドが白色をしているため、白いステーキ油の様な外見をしています。 

もう一つは褐色脂肪組織ですが、実は白色脂肪組織と同じでトリグリセリドも含まれてます。ただ、それに加えて鉄が入ったタンパク質を含むミトコンドリアが多いため褐色をしています。 

 白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の違い

上記に述べたように、白色と褐色で外見が違う事もそうですが、働き方も異なります。 

簡単にまとめると、白色脂肪細胞はエネルギーを蓄えるのに対し、褐色脂肪細胞はそれを分解して熱にする働きがあります。 

褐色脂肪は主成分であるトリグリセリドを分解して、途中で熱にする特徴がありますが、その役割を果たす物質が褐色脂肪内のミトコンドリアにたくさん含まれす。 

つまり、褐色脂肪は熱を生み出すことから、体温を維持する役割を担っているのです。 

このことから、冬眠が必要な動物(クマやリスなど)は褐色脂肪が多い事が分かっています。寒い冬の間も褐色脂肪が熱を作ってくれるので、体温を調節できるという訳ですね。 

そして人間にもこの褐色脂肪はついています。 

特に生まれたばかりの新生児には多く存在します。ただ、年齢を重ねるごとに他の体温調節の機能が発達することで褐色脂肪は減ってしまいます。 

 褐色脂肪の個人差

年齢を重ねるごとに褐色脂肪は減っていくと述べましたが、それには個人差があり、褐色脂肪細胞の量は肥満遺伝子によって遺伝的に決まると言われています。 

冒頭に挙げたような「友達と同じ量だけ食べても自分だけ太る」といった現象は、この褐色脂肪の量が関係している事が分かりますね 

もちろん、他にも考えられる要因はありますが、もしかしたらお友達の方が褐色脂肪が多いのかもしれません。 

ただ、褐色脂肪を作る設計図は生まれながらにして持っているものなので、それを活性化させることは誰でも可能です。 

 ベージュ細胞とは?

白色脂肪と褐色脂肪細胞を見てきましたが、ここまでのお話ならエネルギーを消費してくれる褐色脂肪の方がダイエットに効果的なのは一目瞭然ですね。 

それなら白色脂肪を褐色脂肪に変える事が出来ればより良いのでは?とお考えの方もおられるかと思います。 

残念ながら、白色脂肪細胞を完全に褐色脂肪細胞に変えることはできないのですが、ここ最近の研究で、もともと白色脂肪だったものが褐色脂肪のような状態に変わってくるという現象が起こる事が分かりました。 

白色と褐色の中間のような色合いになるので「ベージュ細胞」と呼ばれています。 

褐色細胞ほどは熱を生産しないのですが、筋肉を動かすことで脂肪が白色からベージュに変わり、少量の熱が生産されて結果的に周りの脂肪のエネルギーを使うことになり、脂肪を減らしやすくしてくれます。 

つまり、普段から運動習慣がある人やアスリートで筋肉量が多い方は、脂肪組織の一部がベージュに変わっている可能性が高く、より脂肪を落としやすいのです。 

 

これらの事からも、ダイエットに筋トレは必要不可欠だという事が分かりますね。 

そもそも、筋肉は熱を生む源なので、効率的に脂肪を落としていこうと思えば筋トレは欠かせません。 

誰かと比べて私は痩せにくい体質なんだ…と落ち込むのではなく、そんな時こそしっかりトレーニングに励みましょう!