朝食のメリットと摂り方
様々な理由で朝食を食べない、食べられない方がいらっしゃると思います。
現に日本人の朝食を摂っている割合は20代では60%、成人全体で見ても40%の人が朝食を食べないという結果になっています。
- 「朝食を食べたくても時間がない。」
- 「食欲がないから食べられない。」
- 「筋トレを始めたけど朝食は食べてない、やっぱり食べたほうがいいのかな?」
という方は多いのではないでしょうか?
今回は朝食のメリットと簡単な朝食のとり方をダイエット目線、筋トレ目線でご紹介いたします。
朝食のメリット
全ての人に共通するメリット
全ての人に共通するメリットは集中力の維持です。
朝食とは英語でブレックファースト(breakfast)と言います。
BreakfastはBreak(壊す、中断する)とfast(断食)を組み合わせた言葉です。
すなわち、睡眠をはさむことで朝食の時点で夕食から時間が空いていますよね。
その状態が断食と表現されてそれを中断させるのが朝食という事になります。
ですので、朝の時点で栄養が足りていない状態にあるという事です。
そのままの状態で仕事や勉強に取り組むことで脳や身体のエネルギー不足による集中力低下のリスクが高まります。
朝食をとり、しっかりと栄養を身体に運んであげる事で集中して効率的に作業に取り組むことができるでしょう。
筋肉を増やしたい人へのメリット
次に筋トレをしていて筋肉を増やしたい人への朝食をとるメリットですが、効率よく栄養を吸収させるためにも昼と夜の2食の食事量を増やす事より3回や4回に分けて食事をとる方が良いとされています。
特に1食の量を多く食べられない方には食事回数を増やすことは有効だと考えます。
また、簡単に筋肉が減る事はなくとも空腹時間が長いことで筋合成の効率も下がってしまいかねません。
さらに減量中であれば筋量減少を加速させてしまうリスクが高まります。
ダイエットしたい人へのメリット
「ダイエット中であえて朝食を抜いている。」
そんな方もいらっしゃると思います。
これに関しては確かに朝食分のカロリーが下がっているので、昼食と夕食の量を変えなければ1日の総カロリーが下がるのでダイエット効果はありますね。
しかし、朝食を抜くことでインスリンの反応が良くなり昼食時の血糖値の急上昇、急降下を起こしてしまいます。
インスリンはエネルギーを筋や『脂肪細胞』に運ぶ役割を担っていますので過剰分泌が肥満に繋がる可能性があります。
逆に朝食をとる事でインスリンの急変動を抑えられることができますし、更に朝食に栄養をとって運動や活動を行うことでエネルギーが燃えやすい状態にすることで効率的にダイエットを行う事が可能です。
朝食の摂り方
「朝食はとる方がオススメなのはわかったけど時間や食欲がない。」
「どんな朝食がいいの?」
となると思います。
今からそのような方に向けて著者オススメの朝食の摂り方をご紹介します。
原則としてはタンパク質、糖質、脂質がバランスよく摂取する事が基本ではありますが、今回は朝食をとる事が難しい人向けの内容になります。
筋トレをしているのであればタンパク質もしっかりと摂る。
筋肉にとってタンパク質と糖質の摂取は非常に重要ですので、無理のない範囲で大丈夫ですのでお米やパンなどの糖質だけでなく卵や、肉や魚もとる様にしましょう。
ダイエット中は?
ダイエット中の方は今までどのような食事をとっていたかによって変化します。
普段から朝食を食べられているのであれば、朝食を抜くのではなく『食パンを半分にしてサラダをプラスする』のように量や質を調整しましょう。
朝食を元々食べられていないのであれば、そのまま朝食をプラスしてしまわれるとカロリーが増えてしまいますので昼食と夕食の量を調整してください。
午前の活動量に合わせて栄養を摂取する。
昼食までほとんど活動しないのであれば、少しの栄養で大丈夫です。
ご飯半分などの少量でもOKです。
逆にがっつり体や脳を動かすのであればその分、糖質もしっかり摂りましょう。
プロテインなどのサプリメントを活用する。
どうしても時間がない、どうしても食欲がわかない。
そんな時はプロテインやその他サプリメントを活用しましょう。
プロテインの他にはマルトデキストリンという粉状の糖質などがあります。
野菜不足はマルチビタミンなどで補う。などで手軽に時間をかけずに朝食をとることができます。
食欲がわかない人もプロテインなどの液体であればどうでしょうか?
『パンに卵にスープ』を食べる事に比べると取り入れやすいのではないでしょうか?
最後に
今回朝食を食べる事についてのメリットをお伝えしましたが、決して朝食を食べないことが全て悪いことだとは言いません。
ただ、朝食を食べる事によるメリットが多いことも事実ですので、今まで朝食を抜いてらっしゃった方はこれを機会に『簡単に』で良いので朝食をとるようにしてみてはいかがでしょうか?
ぜひ朝食のある生活を送ってみましょう!